ご挨拶

当番世話人

第78回手術手技研究会
当番世話人 中村 雅史
(九州大学病院 病院長/九州大学大学院 臨床・腫瘍外科)

謹啓 時下、会員各位におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申しあげます。
この度、第78回手術手技研究会を2024年6月7日(金)・6月8日(土)の2日間にわたり、福岡市のアクロス福岡で開催させていただくこととなりました。

本研究会は、すべての外科医が安全で安定した“手術手技”を伝え受け継ぐための「心」と「技」を披露し、縦断・横断的に討論を交わす大変特徴のある研究会です。また、最新の手術手技の発信、既存の手術手技の改良、また高難度手術に挑む“技”を公開、共有してきた歴史と伝統のある研究会でもあります。手術手技は常に進歩を続けておりますが、本研究会の開催と継続は、我が国の外科手術手技を支え、知識を一層深める場としての役割を担っております。本会の成功に向け、教室・医局員一同、鋭意準備に励んで参る所存です。

会のテーマは「外科手術の陰と陽」とさせていただきました。外科手術関連技術や外科系臨床科学は、時に破壊的な進歩をなしとげ、以前の常識を覆すような状況を作り出します。しかしながら、この新たなパラダイムも永続するわけではなく、しばしば複数の支配的概念が併存します。今回、いわゆる「テーゼ・アンチテーゼ」の東洋的概念とも言える「陰と陽」を主要テーマすることで、様々な分野に併存するテーゼ間の討論を繰り広げ、本邦の現実に沿った「合」の形成を目指したいと思います。

2023年5月より新型コロナウイルス感染症も5類扱いとなり、晴れて本格的な対面での討論や懇親を行うことができるのではと考えております。是非、多くの会員の方々に福岡へ来て熱い討論を繰り広げていただき、その後は会場から歩いて10分以内にある中洲で幅広い懇親を深めていただきたいと思います。伝統ある手術手技研究会第78回を記憶に残る会にすべくスタッフ一同と鋭意努力しています。皆様のご参加をお待ちしております。

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